長崎県巡回療育相談の変遷

書誌事項

タイトル別名
  • History of Medical Education Consultation for Children with Physical Disability in Nagasaki Prefecture
  • 長崎県巡回療育相談の変遷 : 離島を多く抱える地域での療育
  • ナガサキケン ジュンカイリョウイク ソウダン ノ ヘンセン : リトウ オ オオク カカエル チイキ デ ノ リョウイク
  • ―離島を多く抱える地域での療育―

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抄録

<p>目的:1954年,長崎県の県央地区に肢体不自由児施設,整肢療育園が開設され,翌年から施設職員が県下各地域に出向き,地域の療育関係者の相談に応じる巡回療育相談が開始された.開始から62年継続している本事業に関して,現在までの変遷を調査した.</p><p>方法:巡回療育相談に出向いた地域数およびその回数,相談件数を調査した.現存する資料を調べ,過去の巡回療育相談と現在のそれとを比較した.考察に必要な歴史的背景に関しては共同著者を中心に,また各地域での本事業の受け止め方に関しては,巡回療育相談に出向いた際,現地保健師から直接聞き取りを行った.</p><p>結果と考察:調査可能であった期間は36年で全期間の58%であった.1980年代は15カ所であった訪問地域数は,離島を中心とした5カ所に減少していた.相談件数は最も多かった1985年と比較して1/5程度となっていた.地域に出向いた回数に大きな変化はなかった.</p>

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参考文献 (2)*注記

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