ネパール・タナフン県における商業的農業のための高利潤を実現する野菜生産と既存市場の対応

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タイトル別名
  • Highly Profitable Vegetable Crops for Commercial Farming and Existing Market Practices in Tanahun District of Nepal

抄録

農業は、ネパールの農民にとって最大の所得源であり、国民の65.6%の雇用をもたらしている。自給的であった野菜生産は、増加する農家家計の現金需要に合わせて、次第に商業的生産に移行している。その結果、野菜の面積、生産量はともに年々著しく増加してきた。野菜生産は、2010年度の国内総生産、農業国内総生産のそれぞれ4.86%、13.6%を占める。本研究では、価格トレンド分析と費用対利益比率分析を用いて、タナフン県ヤンパ・パント地区の商業的野菜生産において、ササゲ、キュウリ、ニガウリ、トマト、ウリ、カリフラワー及びキャベツの7品目のうち最も利潤の高い野菜生産を選抜した。その結果、ささげが最も利潤の高い野菜で、次いでニガウリ、キュウリであることを導いた。また本研究では、農家が野菜生産から利潤最大化を実現できる他の手法も検討している。

収録刊行物

  • 農業市場研究

    農業市場研究 23 (2), 67-74, 2014-09-30

    日本農業市場学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300167241472
  • NII論文ID
    110009891211
  • DOI
    10.18921/amsj.23.2_67
  • ISSN
    24240427
    1341934X
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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