心理社会的ハイリスク妊産婦に訪問指導員としてメンタルヘルス支援を行う看護職が感じる困難

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タイトル別名
  • Difficulties Experienced by Visiting Nurses Who Provide Mental Health Care for Pregnant and Postpartum Women with High Psychosocial Risk Factors
  • シンリ シャカイテキ ハイリスク ニンサンプ ニ ホウモン シドウイン ト シテ メンタル ヘルス シエン オ オコナウ カンゴショク ガ カンジル コンナン

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抄録

<p>本研究の目的は,心理社会的ハイリスク妊産婦に訪問指導員としてメンタルヘルス支援を行う看護職が感じる困難を明らかにすることである.6名の訪問指導員に行った半構成的インタビューの内容を質的記述的に分析した.</p><p>その結果,訪問指導員が感じる困難は,【最初の関わりには緊張が伴う】,【連絡がつかないため支援ができない】,【支援を受け入れてもらうのが難しい】,【継続支援を受け入れてもらうのが難しい】からなる『妊娠期から予防的にメンタルヘルス支援を行うことに伴う困難』,【コミュニケーションや関係構築が困難な妊産婦との関わりが難しい】,【家族を巻き込む支援が難しい】,【精神状態に関する見極めが難しい】,【精神疾患を持つ,または精神状態の不安定な妊産婦への関わりや支援が難しい】からなる『様々な精神状態の妊産婦を支援することに伴う困難』,【関わりや支援が適切であったのか確信が持てない】,【自分自身の気持ちを平常に保つのが難しい】からなる『支援者としての気持ちの揺れに伴う困難』があった.</p>

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