質量分析を用いたメタボロミクス

  • 杉本 昌弘
    東京医科大学医学総合研究所低侵襲医療開発総合センター 慶應義塾大学先端生命科学研究所

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  • いつもの風味でコーヒーを注ぐ

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説明

コーヒーの味や香りは、豆の状態や焙煎だけでなく、注ぎ方ひとつでも変化する。コーヒーはこの変化がむしろ楽しいが、成分分析はこれでは困り再現性が高いデータの取得が重要である。代謝物を網羅的に測定するメタボロミクスは、既に汎用的に利用されているが、再現性の高いデータを得るためには、注意深い試験デザインと品質制御が必要である。本項では分析の専門外の読者向けに、生体サンプルを実例とした試験デザイン、検体の取り扱い、測定、データ解析等の技術的な問題や、利用する場合の注意点を紹介する。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 56 (7), 652-656, 2020

    公益社団法人 日本薬学会

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