潜在的ディリクレ配分法を用いた問合せ文書と回答文書の関係分析モデルとその応用に関する一考察

  • 大川 順也
    早稲田大学大学院創造理工学研究科経営システム工学専攻
  • 雲居 玄道
    早稲田大学理工学術院創造理工学部経営システム工学科
  • 後藤 正幸
    早稲田大学理工学術院創造理工学部経営システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship Analysis of Query and Answer Documents Based on Latent Dirichlet Allocation and Its Application
  • センザイテキ ディリクレ ハイブンホウ オ モチイタ トイアワセ ブンショ ト カイトウ ブンショ ノ カンケイ ブンセキ モデル ト ソノ オウヨウ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

<p>近年,多くの企業で,システムやサービスに関する問合せをオンラインで受け付けるシステム(質問応答システム(Question Answering (QA) systems))が導入されている.この質問応答システムにおいて,Webフォームやメールなどが取り入れられ,電子文書形式で問合せの送信が可能となっている.その際,送られてくる問合せ文書に対する回答文書は人手で作成されているのが現状である.そのため,過去の問合せ・回答履歴データを活用することで,回答文書作成作業の自動化ができると,企業内の業務効率化にとって有益であると考えられる.しかし,問合せ文書の内容は自動対応が可能な案件や,人手による個別対応が必要な案件など,多岐にわたっている.そのため,最初からすべての問合せ・回答文書を学習し,回答文書作成の自動化をすることは困難である.そこで本研究では,問合せ・回答文書の関係性を分析するモデルを構築する.最後に,本手法の有効性を示すために,某大手企業の質問応答システムに蓄積された問合せ・回答文書の実データに対して提案モデルを適用して検証を行う.</p>

収録刊行物

  • 経営情報学会誌

    経営情報学会誌 29 (1), 39-54, 2020-06-15

    一般社団法人 経営情報学会

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