DPC医療機関別係数におけるカバー率指数向上の試み

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タイトル別名
  • A Trial for Improving Coverage Rate Indices in Diagnosis Procedure Combination-Designated Medical Institutions
  • DPC イリョウ キカン ベツ ケイスウ ニ オケル カバーリツ シスウ コウジョウ ノ ココロミ

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説明

医療機関別係数は医療機関の収入に大きな影響を与える。機能評価係数Ⅱの構成は保険診療係数・効率性係数・複雑性係数・カバー率係数・救急医療係数の合計で成り立っている。その中で今回はカバー率係数に焦点をあてて解析を試みた。病床数とカバー率指数の全国データを解析すると,病床数の多い病院ほどカバー率指数が高い傾向にあるが,同じ病床数の病院でもカバー率指数にばらつきがあることが判明した。DPC定義副傷病名の選択率を全国のデータと当院のデータを比較すると一部に選択率の低い診断群分類があることが判明した。そこで副傷病名の選択率向上の取り組みを行ない,DPCコーディングを適正化し,カバー率係数(指数)の向上を目指した。その結果,カバー率指数はこの取り組みを開始した後上昇した。5年分のカバー率指数を検討すると,まだ有意な上昇とは言えないが,このような取り組みを継続し,カバー率指数の低下を招かないことが必要と思われた。

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