猫の第3度房室ブロック症例にみられた房室伝導系病変
書誌事項
- タイトル別名
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- Pathological Features of the Atrioventricular Conduction System in Feline Cases of Third-degree Atrioventricular Block
- ネコ ノ ダイ3ド ボウシツブロック ショウレイ ニ ミラレタ ボウシツデンドウケイ ビョウヘン
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抄録
<p>第3度房室ブロックを示した猫22例の心臓について,詳細な病理学的検索を実施した.これら22例の基礎心疾患は,肥大型心筋症10例,拘束型心筋症(心内膜心筋型)3例,不整脈源性右室心筋症2例,陳旧性心筋梗塞1例であり,残り6例の心臓に明らかな病的変化は認められなかった.房室接合部の組織学的検索では,基礎心疾患の有無やその種類に関係なく,全例の中心線維体基部と心室中隔頂上部に重度の線維増生(心臓骨格左側硬化)が認められた.こうした病的変化は同領域を走行する房室伝導系を巻き込み,伝導系細胞の脱落を引き起こしていた.なお,房室伝導系の重度傷害はヒス束分岐部から左脚上部に主座しており,高齢者にみられる特発性ブロックの原因であるLev病に類似していた.</p>
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 73 (6), 315-320, 2020-06-20
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300177036288
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- NII論文ID
- 130007878408
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 030505481
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可