西欧の転換点としての「宗教改革」—現代にいたる正と負の遺産—

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タイトル別名
  • 西欧の転換点としての「宗教改革」 : 現代にいたる正と負の遺産
  • セイオウ ノ テンカンテン ト シテ ノ 「 シュウキョウ カイカク 」 : ゲンダイ ニ イタル セイ ト マケ ノ イサン
  • (宗教改革500年の旅-わたしたちは何処からきて、何処へ向かっているのか?-「県民コミュニティーカレッジ2017」レポート)

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抄録

<br> 《「宗教改革」は、西欧の歴史、宗教、政治、社会、生活に決定的な影響を及ぼしました。「宗教改革」の遺産としての「プロテスタント原理」は、民主主義、資本主義、市民社会というある種の「制度」として、日本のみならずアジア世界にも深い影響を与えて来ました。しかし西欧社会も変化しつつあります。今、「宗教改革」の正と負の遺産を真正面から問う必要が求められています。》 <br>  私の問題意識は基本的にパンフレットに記したこの一文に尽きていた。しかし、講演を原稿化するにあたっては、〈「宗教改革」を現代日本で取り上げる意味はどこにあるのか〉という問題に焦点を絞った。けだし現代日本においても、「宗教改革」が提起した問題は、日本人のこれからの社会や人間のあり方を考える上でも避けて通ることのできない重い問いをはらんでいると考えるからである。

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