学童支援を目的とした自然体験活動の必要性
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- 井上 望
- 中京大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Necessity of Nature Experience Activities to Support Schoolchildren.
抄録
<p> 近年、子どもの体力・運動能力水準は親世代の子どもの時の水準より低く、運動・スポーツをしている子としていない子との間で体力水準は二極化する傾向が認められている。また、今日、7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われており、日本における「子どもの貧困」も問題となっている。このような生活環境は、一般的に学童保育やスポーツクラブ等が行っている運動支援に参加できない状況を作り出しているため、運動・スポーツをしていない子たちが学校生活以外、すなわち、平日の放課後や休日・長期休暇中におけるより効果的・効率的な社会体育支援環境を整備する必要がある。同様に、子どもに自然体験をさせようとしても、時間と費用の問題により、行うことができない状況にあり、子どもの貧困に対応するためには、運動・スポーツおよび体験活動に対して金銭的な補助をする必要がある。</p><p> そこで某社会教育団体で行われる所得に応じて参加費の補助制度があるキャンプに着目をし、キャンプ参加者の自然体験状況と自己効力感の変容について調査を行った。本シンポジウムではその結果を用いて、学童支援を目的とした自然体験活動のあり方や必要性について論議する</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 243-, 2020-05-25
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300178266752
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- NII論文ID
- 130007880540
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可