小型ペレットガス化CHPの運用上の技術的課題とその対策
書誌事項
- タイトル別名
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- Technical issues in the operation of a moving bed CHP gasifier for wood pellets
説明
<p>我が国ではFIT制度施行により木質バイオマス発電所の導入が進んでいる。小型バイオマスガス化CHPについても、豊富な稼働実績を背景に欧州製のものが多数導入されている。しかし、欧州と日本の樹種とでは、性状が違うことから、欧州の実績が日本では十分に活かせず安定稼働が実現していない事例が多い。</p><p>宮崎県串間市にある大生黒潮発電所においても運転中に発生するクリンカトラブルが生じていた。実際、ペレットの性状が欧州のペレット規格のEN plus A1を満たしていたのにも関わらず、運転時間は平均1週間となっており、多い時には100kg以上のクリンカが炉内を覆いつくすように発生し、安定した発電に支障をきたしていた。しかし、ペレットの性状について検討を重ねた結果、ガス化炉稼働時間に対するクリンカ発生量を約1/10に抑制し、連続稼働時間が1218時間(約7週間)まで延長することができた。</p><p>本発表では、ペレットの性状が欧州のペレット規格のEN plus A1を満たしていたのにも関わらず、クリンカトラブルが発生していたが、その解決が出来たことを報告する。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 318-, 2020-05-25
一般社団法人日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300178316672
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- NII論文ID
- 130007880617
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可