中学校理科における環境倫理の視点を導入した自然体験学習の実践的検討
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- 山本 容子
- 筑波大学人間系
書誌事項
- タイトル別名
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- Practical Consideration of Nature Experiential Study Introducing the Viewpoint of Environmental Ethics in Junior High School Science: Through the Practice of Deep Ecology Work
- Through the Practice of Deep Ecology Work
- -ディープ・エコロジー・ワークの実践を通して-
説明
<p>本研究では,中学校理科におけるディープ・エコロジーの視点を導入した環境倫理教育プログラムを試行し,生徒の反応,意識の変容を探り,環境倫理意識の向上に関する知見を得た.本プログラムの試行により得られた知見は,以下の2点であった.(1)ディープ・エコロジー・ワーク「校庭の身近な自然との一体化体験」を導入することにより,それまで自然との一体感を感じた経験がない生徒でも自然との一体感を実感し,環境保全行動意識を高めるのに有効である.(2)このワークの実施により,生徒が,自然との一体感,自然への親しみ,心が豊かに広がった実感,生命圏平等主義への肯定感を抱きやすく,自分と自然との関わりを深く考える機会となり,ディープ・エコロジーの中核となる「自然との一体化による自己実現への到達」可能性が高まる.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 43 (0), 510-513, 2019
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300179726592
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- NII論文ID
- 130007882875
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可