研究計画書の分析に基づく児童・生徒の研究概念の分類と発達経路

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タイトル別名
  • Classification of Children's Mind and it’s Developmental Process in Science Study Based on Analysis of Their Science Research Plan

抄録

<p>琉球大学が実施する科学教育プログラム「琉大ハカセ塾」の受講生が提出した,合計113本の「研究計画書」の記述内容を分析することを通して,受講生の研究の指向性と研究概念の発達程度を分類した。いくつかの研究計画書においては,自分の知りたいこと,行いたい実験等についての記述がある一方で,明瞭な疑問文あるいは疑問形の接続詞を欠くなど,「衝動的」な研究概念の段階が認められた。また,疑問の対象とする現象の中身について検討すると,「どうなっているのか」,「どうなるのか」などの疑問の対象とする現象について予測や仮説が立てられていない状態や,「表土の違いにより汚染の状態にも違いがあるのか」や「淡水魚の泳ぎ,ヒレの使い方,つくりは関係があるのか」などの予測や仮説が立てられている疑問形の形などに,分類することが可能に思えた。これらの結果をもとに,児童・生徒の研究概念の発達過程について考察する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300179738240
  • NII論文ID
    130007882895
  • DOI
    10.14935/jssep.43.0_564
  • ISSN
    24332925
    09134476
    21863628
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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