非接触による心拍数モニタの研究

  • 長澤 朔
    桐蔭横浜大学 大学院工学研究科 医用工学専攻
  • 佐野 元昭
    桐蔭横浜大学 医用工学部 臨床工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Study on non-contact heart rate monitor

説明

<p>重要なバイタルサインの一つであり、健康管理としても近年注目されている心拍数の測定は、測定装置のほとんどがセンサ類を身体に接触させる必要があるため、被測定者のストレスになる。また、柔道のように規定上センサ等の固い物を身に付けることが許されない競技や装着が難しい場合、非接触による遠隔の心拍測定が必須となる。そこで我々は、数メートルの離れたところから、動いている人間の心拍を正確に測定することを目的として研究を行っている。今回はWebカメラ(Logicool Qcam Pro 9000) で皮膚を撮影し、その画素値の変化による心拍数測定について検討した。今回は右手の手のひらの動画を撮影してPCに取り込み、手のひらの画素値の時間変化を解析した。手のひらは、動かないようにスタンドに固定し、カメラと手のひらとの距離は約5 cmとした。精度を増すと共に、ショットノイズ等を低減し、S/Nを改善させるために、480×480画素の相加平均を取った。その結果、G成分に心拍に同期した周期変動が観測された。しかし、手を固定しても大きなドリフトが乗り、周期変動の観測が困難な場合も多かった。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual58 (Abstract), 426-426, 2020

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300181072896
  • NII論文ID
    130007885166
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual58.426
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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