近位下行置換術後残存解離性胸腹部大動脈瘤切迫破裂に対して2期的血管内治療にて救命した1例

DOI Web Site 参考文献3件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Endovascular Treatment for Impending Rupture of a Residual Dissecting Aneurysm of the Thoracoabdominal Aorta after Replacement of the Proximal Descending Aorta: A Case Report

説明

<p>今回われわれは12年前に胸部下行大動脈置換術が施行された74歳女性における残存解離性胸腹部大動脈瘤切迫破裂に対し,胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)にてEntry閉鎖を行った後に追加TEVARおよび腹部ステントグラフト内挿術(EVAR)にてRe-entry閉鎖を行い良好な結果を得た。開胸手術が困難な遺残解離性大動脈瘤切迫破裂に対する治療法としては血管内治療は有用な一つの選択肢と考えられた。しかし,長期成績が不明なため注意深い経過観察が必要である。</p>

収録刊行物

  • 脈管学

    脈管学 60 (8), 141-144, 2020-08-10

    日本脈管学会

参考文献 (3)*注記

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