書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF PENETRATING CHEST INJURY WITH OMENTAL HERNIATION IN A CHILD
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説明
<p> 8歳, 男児. 前胸部を包丁で刺され約8時間後に当院に搬入された. 来院時のバイタルサインは安定していたが, 左前胸部に約4cm大の刺創があり大網が脱出していた. CT上, 左血気胸と少量の腹腔内出血を認め胸腔ドレーン挿入後, 左横隔膜損傷の診断で緊急手術を行った. 左横隔膜・肝・胃小網血管・肋骨切断と心膜の損傷を認め, これらを修復した. 経過良好で第19病日に独歩退院した. 小児は体幹が小さく臓器が隣接して存在するため, 成人と比べ同一凶器・同一外力でも複数臓器の損傷となりやすい. 小児の横隔膜損傷を伴う胸部刺創症例では, 腹腔内臓器損傷を疑い治療にあたるべきである. 小児の胸部刺創は非常にまれであるため文献を加え報告する.</p>
収録刊行物
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- 日本外傷学会雑誌
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日本外傷学会雑誌 26 (3), 341-344, 2012-07-20
一般社団法人 日本外傷学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300183084288
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- NII論文ID
- 10031143958
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- NII書誌ID
- AN10449533
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- ISSN
- 21880190
- 13406264
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可