帝王切開術の子宮筋層縫合における有棘縫合糸の使用経験
書誌事項
- タイトル別名
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- The use of barbed suture for uterine myometrium suture in cesarean section
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説明
<p> 当院では帝王切開術における子宮筋層縫合に有棘縫合糸を用いており,その使用経験について報告する.従来の縫合方法は,全てバイクリル® 0号を使用し,筋層1層目を単結節縫合,2層目をLembert連続縫合としてい た.STRATAFIX︎® Spiral PDSプラス®(以下STRATAFIX spiral)を用いた縫合は,筋層1層目をSTRATAFIX spiral 0号にて連続縫合し,2層目は従来と同様にバイクリル® 0号で縫合した.単結節縫合群36例とSTRATAFIX spiral群40例とを,初回帝王切開と反復帝王切開に分けて比較した.患者背景に差はなかった.出血量,止血回数には差がなかった.STRATAFIX spiral群において初回帝王切開例における手術時間の短縮と,初回及び反復帝王切開のいずれにおいても1カ月健診時に有意に筋層が厚かった.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 56 (2), 213-217, 2020
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285697592082304
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- NII論文ID
- 130007899053
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可