The Encoding of Mantras and Its Methods in Tantra: Focusing on Descriptions in the <i>Bhūtaḍāmaratantra</i>
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- Fujii Akira
- Graduate Student, Toyo University
Bibliographic Information
- Other Title
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- タントラ文献におけるマントラの暗号化とその法則――ヒンドゥー教版<i>Bhūtaḍāmaratantra</i>の例を中心として――
- The Encoding of Mantras and Its Methods in Tantra : Focusing on Descriptions in the Bhutadamaratantra
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Description
<p>タントラ文献がその秘匿性を保つ方法としてはsandhyā-bhāṣā(あるいはsandhā-bhāṣā)という隠語の機能を備えた密意語(あるいは,たそがれの/含みをもった言葉)という術語が挙げられる.またタントラ仏教文献で,ある単語が特殊な意味合いで用いられる文脈が存在し,暗号の様に用いられる語が見受けられる.また,マントラの暗号化とその解読の法則を含むmantroddhāraが挙げられる.これは特定の語や図形を用いてマントラを暗号化,観想する法則も含み,類似の方法はヒンドゥータントラ文献に多く認められる.本論文では,Hevajratantra(HT)内の暗号化の法則とヒンドゥー教版Bhūtaḍāmaratantra(HBT)のマントラの暗号化の法則を提示し,HBTの暗号化の特徴を明らかにすることを目的とする.仏教版Bhūtaḍāmaratantra(BBT)では,HBTに見られるようなマントラの暗号化はなされていない.その為,BBT内のマントラとHBTのマントラを対照することで,HBTが如何にBBTのマントラを取り入れているかも考察した.考察の結果,HBT中ではHTに見られるprathamasya prathamaの様な方法は用いられず,HBTの音と単語との対応はHTの単語の対応とは別の伝統に属し,同様にVaiṣṇavaとも異なる伝統に属するものであることが確認された.また,HBTがBBTのマントラをも踏襲していることが明らかとなった.しかし,仏教に特有の術語を用いることを避け,改変した上で暗号化を施したと考えられる.</p>
Journal
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- Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu)
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Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu) 68 (3), 1243-1247, 2020-03-25
Japanese Association of Indian and Buddhist Studies
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390285697592291968
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- NII Article ID
- 130007899305
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- NII Book ID
- AN00018579
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- ISSN
- 18840051
- 00194344
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- NDL BIB ID
- 030345323
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed