分離性イオン液体と逆浸透を用いた吸収冷凍サイクルの性能解析

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タイトル別名
  • Performance Analysis of an Absorption Cycle with a Separable Ionic Liquid and Reverse Osmosis Process
  • ブンリセイ イオン エキタイ ト ギャクシントウ オ モチイタ キュウシュウ レイトウ サイクル ノ セイノウ カイセキ

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抄録

<p>本研究では55℃において水と分離する性質がある分離性イオン液体を用いた熱源温度60℃で駆動する吸収冷凍サイクルの性能予測を目的とする.サイクルシミュレーションと感度分析によって,冷凍能力を与えた場合の成績係数COPと半透膜の面積や吸収剤の流量などの条件との関係,物質移動係数などのパラメータが性能に与える影響について解析した.サイクル計算と感度分析の結果,60℃の熱源温度でサイクルが成立すること,ある吸収剤の質量流量に対して冷凍能力を最大にするイオン液体の質量流量が存在することが示された.成績係数COPは0.46~0.56が予測された.ただし,逆浸透のため加圧が33MPaとなる点に課題がある.</p>

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