イオン液体を用いたリキッドデシカント空調システムのためのフィンチューブ型気液接触器の熱・物質移動特性

  • 山口 誠一
    早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科
  • 齋藤 潔
    早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科
  • 中山 浩
    中部電力株式会社エネルギー応用研究所
  • 王 新明
    エボニックジャパン株式会社

書誌事項

タイトル別名
  • Heat and Mass Transfer of Finned-Tube Type Internally Heated Regenerator for Liquid Desiccant Air Conditioning System using Ionic Liquid
  • イオン エキタイ オ モチイタ リキッドデシカント クウチョウ システム ノ タメ ノ フィンチューブガタキエキ セッショクキ ノ ネツ ・ ブッシツ イドウ トクセイ

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説明

<p><tt>本論文では,イオン液体を吸収剤として用いたリキッドデシカント空調システムに着目し,その主要要素である気液接触器として,新たにフィンチューブ型気液接触器を提案し,その熱・物質移動特性を明らかにすることを目的とする.具体的には,このフィンチューブ型気液接触器を再生器として用いた場合の,空気レイノルズ数と溶液膜レイノルズ数が,空気側熱伝達率,溶液側物質伝達率,空気側摩擦係数に与える影響を,実験と数値計算を用いたデータ整理により調べる.結果として,これらの相関関係を定量的に明らかにし,さらに,本実験条件の多くの領域において,溶液側物質移動が空気側物質移動よりも全体の物質移動に対して支配的であることなどを明らかにすることができた.以上により,気液接触器の複雑な移動現象の解明に向けた知見が得られたと言える.</tt><tt> </tt></p>

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