Journey of Edo era See on the Map

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  • 地図でみる江戸の旅
  • 地図でみる江戸の旅 : 大町市内に遺る古文書から
  • チズ デ ミル エド ノ タビ : オオマチ シナイ ニ ノコル コモンジョ カラ
  • 大町市内に遺る古文書から

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平成29(2017)年の日本人の出国者数は1,700万人を超え、昭和39(1964)年の海外旅行自由化当時の出国者数約12万7千人と比較すれば、海外旅行も身近になってきたと言えるかもしれない。海外旅行だけでなく国内旅行者数も約6億4,100万人と活発で、更に海外からの訪日外国人旅行者も増加傾向にある。現代日本では、行きたいと思い立って、手元に有効期限内のパスポートと資金、時間さえあれば、明日にでも海外旅行ができる環境となっている。それに比べ、江戸時代の旅行は綿密な準備が必要な、様々な制約のあるものであった。しかしながら、そんな旅でも当時の人々は、様々な土地で、様々な娯楽、寺社仏閣への参詣を楽しんでいた様子が「旅日記」や「道中記」から読み取ることができる。江戸時代の旅に興味を持ち、調査を始めると、人口の多い江戸を出発する東海道を旅するものが多くみられる。そんな中、地元である大町市内の庄屋が残したいくつかの古文書と、残された地名を地図に落とすことで、江戸時代の大町人がどこに行き、何を見て心を動かされたのかを読んでいくと、江戸時代の人々が現代人が考えるより旅好きで、規模の大きな旅行をしていることがわかったので、報告したい。

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