橈骨遠位端骨折術後の自主練習量と治療成績の関連

  • 櫻井 利康
    社会医療法人財団慈泉会相澤病院整形外科リハセンター
  • 山崎 宏
    社会医療法人財団慈泉会相澤病院整形外科センター
  • 小林 勇矢
    社会医療法人財団慈泉会相澤病院整形外科リハセンター
  • 奥原 健史
    社会医療法人財団慈泉会相澤病院整形外科リハセンター
  • 三村 祐太
    社会医療法人財団慈泉会相澤病院整形外科リハセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between the amount of Home Exercise and treatment results after distal radius fracture:
  • 橈骨遠位端骨折術後の自主練習量と治療成績の関連 : 自主練習プログラムの有効性
  • トウコツエンイ タン コッセツ ジュツゴ ノ ジシュ レンシュウリョウ ト チリョウ セイセキ ノ カンレン : ジシュ レンシュウ プログラム ノ ユウコウセイ
  • Effectiveness of a Home Exercise program
  • ─自主練習プログラムの有効性─

この論文をさがす

説明

要旨:本研究では,橈骨遠位端骨折後に掌側プレート固定術を行った47例に先行研究を参考に術後6週間の自主練習プログラムと作業療法を組み合わせて実施し,自主練習量と治療成績の関連,自主練習量に関連する患者因子を明らかにした.治療成績は術後6週・12週にPRWE(Patient-Rated Wrist Evaluation),手関節可動域,握力を評価した.結果,自主練習量と治療成績の関連は70歳以上で術後6週の回外可動域と関連していたが,その他の治療成績との関連は明らかではなかった.また,自主練習量に関連する患者因子は労災であった.本研究の結果から自主練習プログラムは作業療法による指導を組み合わせることで,良好な治療成績が得られる有効な手段と考えられた.

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 39 (5), 568-578, 2020-10-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ