書誌事項
- タイトル別名
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- Ice-related Strandings of Killer Whales at Shore in the Southern Okhotsk Sea
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抄録
<p>シャチは世界の海洋に広く分布し,季節海氷域や海氷が周年見られる海域(多年氷域)にまで回遊する.沖合形成海氷が存在する最も低緯度のオホーツク海南部にもシャチは普通に観察される.ところがこの海域の北海道,樺太(サハリン),択捉島の沿岸では1925–2016年に8件の漂流する海氷(流氷)によるシャチのストランディングが観察されている.これはおおよそ10年に1度の頻度である.座礁を起こした流氷の厚みや密度はさまざまで,流氷原の本体から先端部,さらには流氷原の切れ端の場合があり,氷の大きさも大きな氷盤から砕け氷まであった.シャチの座礁に対する住民の対応は1970年代までは食料利用であったが,21世紀には救出活動が試みられるなど劇的に変化した.</p>
収録刊行物
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- 日本セトロジー研究
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日本セトロジー研究 30 (0), 11-19, 2020
日本セトロジー研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390286426517987200
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- NII論文ID
- 130007939197
- 40022443574
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- NII書誌ID
- AA12177410
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- ISSN
- 24341347
- 18813445
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- NDL書誌ID
- 031202796
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可