淡水化技術~砂漠を緑に~

  • 迯目 英正
    株式会社デザインウォーター(日本マクロエンジニアリング学会事務局)
  • 小島 紀徳
    非特定営利法人マクロエンジニアリング研究機構(元成蹊大学教授,日本沙漠学会会員,日本マクロエンジニアリング学会副会長)

書誌事項

タイトル別名
  • Desalination technologies for greening the desert

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説明

<p>「砂漠を緑に」するためには,緑化の生産性から淡水コストは利用箇所で50円/m3以下が望まれ,送水/配水のコストを20-30円/m3とすれば,造水コストは30-20円/m3以下になる.加えて,濃縮水の処理とともに,膨大な造水/送水/配水に伴う電力のコストと熱源の質が問われる.</p><p>解決策として,海洋深層水の清浄性を利用し,海水分離に疎NF/疎RO/TC缶を用い,濃縮水を固体塩とし,造水エネルギーおよびコストを低減させ,濃縮水を固体塩として活用あるいは貯蔵できる.また,安定/安全/低コスト/環境保全の発電方式として,低温太陽熱温度差発電が勧められる.更なる省エネの海水分離方法としては吸収式ヒートポンプのリファインと実証を提案する.</p>

収録刊行物

  • 沙漠研究

    沙漠研究 30 (3), 35-42, 2020-12-25

    日本沙漠学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390286981362824960
  • NII論文ID
    130007960938
  • DOI
    10.14976/jals.30.3_35
  • ISSN
    21891761
    09176985
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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