急性期病院で認知症高齢者をケアする看護師の困難感尺度の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Scale to Measure Difficulties Nurses Experience in Providing Care for Elderly Patients with Dementia in Acute Care Hospitals
  • キュウセイキ ビョウイン デ ニンチショウ コウレイシャ オ ケア スル カンゴシ ノ コンナンカン シャクド ノ カイハツ

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説明

<p>目的:急性期病院で認知症高齢者をケアする看護師の困難感尺度を開発し,信頼性・妥当性の検証を行うことを目的とした.</p><p>方法:質的先行研究と文献研究に基づき,急性期病院で認知症高齢者をケアする看護師の困難感尺度原案作成した.全国の国公立系医療機関で6つの急性期病院に勤務する認知症高齢者をケアする看護師690名を対象に質問紙調査を実施し,信頼性と妥当性を検証した.</p><p>結果:分析対象は567名(有効回答率82.2%)であった.項目分析と探索的因子分析により16項目3因子が抽出された.さらに,確証的因子分析により探索的因子分析で得られた仮説モデルの適合度が確認された.信頼性では,クロンバックα係数は尺度16項目全体が.93,因子別では.82~.91の範囲であった.再テスト法の級内相関係数は.69,外的基準としての「仕事ストレッサー尺度」との相関係数は.56であった.</p><p>結論:信頼性,妥当性は概ね良好であった.今後は,この尺度を使用しての実証研究を行うことが望まれる.</p>

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参考文献 (6)*注記

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