発光ダイオードを利用した赤色光および白色光の比率がクレソンの生育に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of the Ratio of Red to White Light Using Light-emitting Diodes on the Growth of Watercress
  • ハッコウ ダイオード オ リヨウ シタ セキショクコウ オヨビ ハクショクコウ ノ ヒリツ ガ クレソン ノ セイイク ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

説明

<p>植物工場における光源として赤色LEDおよび白色LEDを利用し,クレソンの生育に及ぼす光質の影響を調査した.赤色LED単独の条件では,新鮮重が著しく減少し,節間が伸長して徒長した.白色LED単独の条件では,クレソンの主茎の伸長は抑制された.光合成有効光量子束密度(PPFD)を基準に赤色LEDと白色LEDの比率を50 : 50に設定すると,新鮮重が増加し,主茎長10 cm以上の出荷基準を満たす生育に近づくと考えられた.この50 : 50のLED混合照射は,同じ光量の蛍光灯処理区と比較してほとんどの測定項目において有意に高い値を示した.従って,生育の観点から本研究で使用したLEDを利用してクレソンを栽培する場合,赤色LEDと白色LEDを混合することが望ましいと考えられた.</p>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 19 (4), 399-405, 2020

    一般社団法人 園芸学会

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ