転作田における地力維持と大規模水田農家の課題
-
- 新良 力也
- 中央農業総合研究センター
書誌事項
- タイトル別名
-
- Some Proposals to Conserve Soil Fertility of Paddy-Upland Rotation Fields
- テンサクタ ニ オケル ジリキ イジ ト ダイキボ スイデン ノウカ ノ カダイ
この論文をさがす
抄録
<p>水田の地力が低下しているとの懸念がある中,転作利用頻度に応じて土壌有機物の減耗と関係する窒素肥沃度が低下していることを明らかにしてきた。また,土壌pHの低下や可給態ケイ酸量の減少が顕在化し,それは,資材投入量の減少を要因とする報告を紹介した。地力低下対策技術としては,有機物の減耗に対して堆肥や緑肥などの活用が有効であり,酸性改良やケイ酸補給のための土壌改良資材の施用が必要であるが,生産者に十分施用する労力と資金の余裕がない状況下では,限られたコストで地力をどの水準で維持すべきかの議論が必要である。一方,転作田の食料生産性を高く維持する観点からは,大豆の生産性向上もひとつの方向性だと考える。</p>
収録刊行物
-
- 農業農村工学会誌
-
農業農村工学会誌 84 (3), 189-192,a1, 2016
公益社団法人 農業農村工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390286981375042432
-
- NII論文ID
- 130007967981
-
- NII書誌ID
- AA12221567
-
- ISSN
- 18847196
- 18822770
-
- NDL書誌ID
- 027158721
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可