新義真言学派における『釈摩訶衍論』解釈

書誌事項

タイトル別名
  • シンギ シンゴン ガクハ ニ オケル 『 シャクマカエンロン 』 カイシャク
公開日
2019
DOI
  • 10.18963/chisangakuho.68.0_127
公開者
智山勧学会

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説明

<p> 『大乗起信論』の注釈書でありながら、『大乗起信論』には説かれない独自の思想を展開させる『釈摩訶衍論』は、空海が大いに依用したことによって、真言宗にとって極めて重要な文献となった。また、『釈摩訶衍論』の思想は、法身説法をはじめ教主義と密接に関わるため、後の新義教学・古義教学にとっても核心となる問題である。本稿は、「不二摩訶衍法」や「如義言説」を中心として、新義真言学派における『釈摩訶衍論』解釈を検討したものである。</p><p> 本稿において、新義真言学派は、『釈摩訶衍論』における不二摩訶衍法や真如門の位置づけを、四重秘釈と多分に関わらせ、無相至極や加持身説法といった新義独自の教理に相当させていることがわかった。また最後には、新義真言学僧における『釈摩訶衍論』に関する著作の著述態度についても言及した。</p>

収録刊行物

  • 智山学報

    智山学報 68 (0), 127-144, 2019

    智山勧学会

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