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- 松浦 年男
- 北星学園大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Voiced Geminate Obstruents in Sino-Japanese Words in the Fukami Dialect of Amakusa Japanese
- アマクサシ シンカイ ホウゲン ノ カンゴ ニ ミラレル ユウセイ ソガイジュウ シイン
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説明
<p>本稿では天草市深海方言における漢語及び数詞に見られる重子音に焦点を当てて音韻分析を行った。標準語において漢語や数詞は有声阻害重子音を許容しないのに対して深海方言ではそれらを許容する。本稿では母語話者に対する聞き取り調査を実施し,有声阻害重子音が生産的であることを示した。そして,この分布に対して調和文法を用いた分析を示した。具体的には,標準語と深海方言の違いは有声阻害重子音を禁じる制約の重み付けに還元され,標準語ではこの制約の重み付けが大きいのに対し,深海方言では単独での重み付けが小さいと同時に,[COR]の値の入出力間での同一性を求める制約と重複して違反すると,母音挿入を禁止する制約よりも調和の点数が低くなるという重み付けを提案した。本稿の分析は入力において子音の調音位置の指定を求めるもので,不完全指定が適切ではないことを含意している。最後に局所的結合制約による分析よりも調和文法を用いる方が望ましいと主張した。</p>
収録刊行物
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- 言語研究
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言語研究 158 (0), 29-61, 2020
日本言語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390287142238958208
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- NII論文ID
- 130007987042
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- NII書誌ID
- AN00077625
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- ISSN
- 21856710
- 00243914
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- NDL書誌ID
- 031260632
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可