橋梁上の車両に関する強風時の数値流体シミュレーションと安定解析

  • 金 惠英
    東京理科大学 理工学部 土木工学科 (研究当時 横浜国立大学 先端科学高等研究院)
  • 藤野 陽三
    横浜国立大学 先端科学高等研究院
  • 勝地 弘
    横浜国立大学 都市イノベーション研究院
  • SIRINGORINGO Dionysius Manly
    横浜国立大学 先端科学高等研究院
  • 山田 均
    横浜国立大学 都市イノベーション研究院
  • 大越 秀治
    東日本高速道路株式会社 関東支社 東京湾アクアライン管理事務所

書誌事項

タイトル別名
  • COMPUTATIONAL FLUID DYNAMICS SIMULATION AND STABILITY ANALYSIS OF VEHICLE ON BRIDGE UNDER STRONG WINDS

抄録

<p> 本研究は,まず,Large Eddy Simulation (LES)により橋桁上にある車両の周辺流を再現し,車両に対する空気力を求め,次に,その空気力を用いた車両の動力学的安定解析から横転,横滑り,ヨーイング現象の発生限界風速を求めている.その結果,1)車両周りの流れ場は,橋桁の端部から剥離するせん断流の影響を強く受け,車両の車線位置により流れ場が大きく変わり,そのため車両に作用する空気力特性も大きく異なる.次に,2)5質点7自由度の車両モデルに,得られた空気力を作用させ,横転,横滑り,ヨーイングの不安定モードの発生限界風速を求め,3)3つのうち,ヨーイングが支配的な不安定モードであり,限界風速は風上側車線に位置するときが最も低く,風下側車線に位置が変わるにつれ高くなることが分かった.</p>

収録刊行物

参考文献 (12)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ