学級における教師と生徒との関係研究の動向

書誌事項

タイトル別名
  • ガッキュウ ニ オケル キョウシ ト セイト ト ノ カンケイ ケンキュウ ノ ドウコウ

この論文をさがす

抄録

近年の教師のストレスや支援要請の研究として,学級においての生徒との関係性に起因するものが挙げられる。教師のバーンアウト等の問題も取り上げられることが大きくなってきていることから,この問題の解決が望まれる。そこで,文化的違いを考慮に入れ,わが国を中心とした過去10年程の研究を概観した。その結果,生徒視点からの研究成果及び教師視点からの研究成果が明らかとなった。また,教師視点からの成果には生徒個人との関係性の他に学級集団との関係性の視点での成果も多く示唆されていることが明らかとなった。さらには,今後の課題として,①事例研究の蓄積,②日本の学校環境に合った学級状況を多次元的に測定する尺度の開発と標準化,③日常の教育活動の中での一貫したグル-プ・アプローチの実践の3点が挙げられた。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ