ヒドロキシウレアが著効した著明な好酸球高値を伴う好酸球増多症候群の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of hydroxyurea in a hypereosinophilic syndrome patient with significant eosinophilia

説明

<p>症例は14歳女児.頭痛を主訴に受診し,血液検査で好酸球数269×103/μLと著明な好酸球増加を認めた.FISH法でFIPIL1-PDGFRα,FDGFRβ,FGFR1はいずれも陰性であり,T細胞レセプターの再構成も認めなかった.好酸球増多症候群(以下Hypereosinophilic syndrome, HES)と診断しprednisoloneを開始したが効果なく,ヒドロキシウレア(以下Hydroxyurea, HU)を併用した.HU開始後,徐々に好酸球数の減少が得られたため,治療開始後2か月からHUを漸減し4か月で中止した.現在中止後1年間,再燃なく経過している.本症例ではHUが著効し,重篤な臓器障害なく経過した.しかし,HU減量,中止についてのガイドラインは存在せず,今後も注意深い観察と症例の蓄積が必要であると考えられる.</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390287142243265280
  • NII論文ID
    130007986993
  • DOI
    10.11412/jspho.57.390
  • ISSN
    21895384
    2187011X
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ