大学で扱う反応速度式と化学平衡

  • 加納 健司
    京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • 化学反応の捉え方(2)大学で扱う反応速度式と化学平衡
  • カガク ハンノウ ノ トラエカタ(2)ダイガク デ アツカウ ハンノウ ソクドシキ ト カガク ヘイコウ

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抄録

<p>高校の教科書には,IUPAC方式ではない物理化学的記述が非常に多い。本稿では,高校で学ぶ化学反応速度式や平衡の考え方の問題点に焦点をあて,物理化学的視点から解説する。この中で,平衡点ができる本質は混合のエントロピーに起因することを指摘するとともに,2成分平衡系での平衡点と標準反応ギブズエネルギーの間に見られるシグモイド特性が,反応系に依存せず一般的なものであることについて述べる。</p>

収録刊行物

  • 化学と教育

    化学と教育 68 (3), 138-141, 2020-03-20

    公益社団法人 日本化学会

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