書誌事項
- タイトル別名
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- Effectiveness of a Reverse Manual for Immune-related Adverse Events
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説明
<p>目的.免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による免疫システムの過剰活性化は,免疫関連有害事象(irAE)を起こす.標準のirAEマニュアルは病名,検査,治療という流れである.我々はirAEの症状から病名を推定するirAE逆引きマニュアルを作成した.方法.irAEの重要度の高い症状を8つ選択した(発熱,吐き気,意識レベル低下,倦怠感,呼吸困難,腹痛,頭痛,手足の脱力).当該症状があれば追加質問して疑わしい病名を推定する.それ以後は標準のirAEマニュアルを使用することができる.8つの仮想症状,正解病名を準備して,4名の研修医でirAE逆引きマニュアルの有用性を検証した.彼らにirAE逆引きマニュアルありとなしで仮想症状に追加質問して病名を答えるように求めた.結果.irAE逆引きマニュアルなしの場合,4名とも正答率は低く(0~25%),解答までの時間は長かった(6~12分).一方irAE逆引きマニュアルありの場合,4名とも正答率は高く(75~100%),解答までの時間は短かった(2~3分).結論.irAE逆引きマニュアルはirAE病名を短時間で推定するのに有用なツールである.</p>
収録刊行物
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- 肺癌
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肺癌 61 (1), 17-23, 2021-02-20
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390287297544571776
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- NII論文ID
- 130007991865
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- ISSN
- 13489992
- 03869628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可