奄美大島におけるヤンバルホオヒゲコウモリ<i>Myotis yanbarensis</i>とリュウキュウテングコウモリ<i>Murina ryukyuana</i>のねぐら5事例

書誌事項

タイトル別名
  • Five day-roosts of <i>Myotis yanbarensis</i> and <i>Murina ryukyuana</i> on the Amami-Oshima Island, Kagoshima, Japan
  • 奄美大島におけるヤンバルホオヒゲコウモリMyotis yanbarensisとリュウキュウテングコウモリMurina ryukyuanaのねぐら5事例
  • アマミ オオシマ ニ オケル ヤンバルホオヒゲコウモリ Myotis yanbarensis ト リュウキュウテングコウモリ Murina ryukyuana ノ ネグ ラ 5 ジレイ

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説明

<p>奄美大島においてヤンバルホオヒゲコウモリMyotis yanbarensisのねぐら3事例とリュウキュウテングコウモリMurina ryukyuanaのねぐら2事例を2016年~2019年に確認した.ヤンバルホオヒゲコウモリは,森林内のカルバートの天井に開いた水抜き穴や天井の隙間で休息していた.また,2個体が冬季に樹洞を利用していたことから,本種は人工構造物のほか,樹洞をねぐらとすることが明らかとなった.リュウキュウテングコウモリは,地上高2.2 mの位置にある枯葉内で休息する1個体が確認された.また,森林内の枯死木の内部に1個体が確認された.本研究において,これら2種が樹洞や枯死木を利用していることが示されたことから,樹洞木や枯死木が2種の保全に重要な役割を果たすと考えられるが,事例が少ないためさらなる研究が必要である.</p>

収録刊行物

  • 哺乳類科学

    哺乳類科学 61 (1), 49-54, 2021

    日本哺乳類学会

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