野球選手の肘頭疲労骨折に対する集束型体外衝撃波治療の成績
書誌事項
- タイトル別名
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- Focused extracorporeal shock wave therapy for olecranon stress fracture in baseball players
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説明
肘頭疲労骨折に対する集束型体外衝撃波治療(f-ESWT)の治療成績を調査した.肘頭疲労骨折の男性野球選手6例,平均18.2歳を対象とし,運動療法や投球動作指導に併せてf-ESWTを行った.f-ESWTは骨折部位に最大出力強度0.25 mJ/mm2 で2500から3000impulsesを1から2週間毎に照射し,平均6.5回照射した.投球時痛VASの平均は照射前63.7mm,3回照射後32.5mm,最終観察時5.7mmとそれぞれ有意に改善し, JOA-JESスポーツスコアは照射前が55.8点,最終観察時94.2点と有意に改善した.骨折部は3例で癒合し3例は癒合しなかった.投球再開は照射開始後平均2.5週で許可し,競技復帰は照射開始後平均8週で可能であった.
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 27 (2), 263-265, 2020
日本肘関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390287363459203200
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- NII論文ID
- 130007999277
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可