地域高齢者の生活習慣,栄養とサルコペニアに関する実態調査

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タイトル別名
  • A Fact-finding Survey on Lifestyles, Nutrition, and Sarcopenia in Community-dwelling Elderly Residents
  • チイキ コウレイシャ ノ セイカツ シュウカン,エイヨウ ト サルコペニア ニ カンスル ジッタイ チョウサ

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抄録

<p>本研究では,地域高齢者の生活習慣,栄養,サルコペニアに関する実態調査を行い,高齢者が在宅で元気に自立して過ごすための健康支援策を検討するための基礎資料を得ることを目的とした.地方の商業施設で開催された健康測定会に参加した65 歳以上の高齢者120 名を対象に,生活習慣,栄養,サルコペニア,QOL に関する調査を行った.全対象者のうち,サルコペニアの診断に該当した者は3 名のみであった.対象者はほとんど無職で,7 割が健康的な生活習慣をもち,栄養状態も良好であった.全般的にQOL は同世代並みであった.女性は男性に比べて運動習慣をもつ者が少なく,さらに女性の中でも75 歳以上の後期高齢者は前期高齢者に比べて歩行速度が有意に遅く,運動に関わる身体計測値が低い一方,体脂肪率は高かった.高齢者は,積極的に家庭内外での活動を行うことが重要であり,特に75 歳以上の女性は,運動習慣を身につけ,身体活動量を上げるような対策をとることが重要である.</p>

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