飛来海塩環境におけるAl-5Mg合金溶射と重防食塗装の取合部の耐食・防食特性

  • 貝沼 重信
    九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門
  • 楊 昊軒
    九州大学大学院 工学府都市環境システム工学専攻
  • 楊 沐野
    九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門
  • 武藤 和好
    株式会社富士技建 研究開発室
  • 宮田 弘和
    西日本高速道路株式会社 四国支社 高知高速道路事務所 改築第二課

書誌事項

タイトル別名
  • CORROSION RESISTANCE AND ANTI-CORROSION CHARACTERISTICS OF INTERFACE BETWEEN Al-5Mg THERMAL SPRAYED COATING AND HEAVY DUTY PAINT COATING IN AIRBORNE SEA SALT ENVIRONMENT

説明

<p> 本研究では飛来海塩環境におけるAl-5Mg合金溶射と重防食塗装の取合部の耐食・防食特性を明らかにするために,帯状の鋼素地露出部を導入した溶射皮膜と塗膜の皮膜重ね部,および溶射皮膜と塗膜の突合せ部を有する鋼板試験体の大気暴露試験を行った.また,大気暴露した試験体の溶射皮膜の膨れ性状や交流インピーダンスの測定,SEM-EDXやEPMAなどによる元素分析を実施した.これらの結果から,Al-5Mg溶射皮膜と塗膜の重ね部における鋼素地露出部からの溶射皮膜は,腐食環境によらず溶射皮膜のみの場合に比べて早期に劣化し,防食性能が低下すること,また,この傾向は付着海塩の雨洗作用がある環境に比して,雨洗作用が無い環境が強いことなどを明らかにした.</p>

収録刊行物

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参考文献 (10)*注記

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