犬の慢性骨髄性白血病と診断した1例

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タイトル別名
  • A Canine Case of Chronic Myelogenous Leukemia
  • イヌ ノ マンセイ コツズイセイ ハッケツビョウ ト シンダン シタ 1レイ

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抄録

<p>8歳の雌の雑種犬が,白血球増加症と脾腫の精査を目的に紹介来院した。血液検査では左方移動を伴う好中球数の増加を認めた。骨髄の細胞充実度は過形成で,顆粒球系細胞の著しい増加が認められた。芽球の増加や形態学的異常は認められなかった。類白血病反応を呈する疾患を除外し,骨髄および末梢血のX染色体不活化パターン(XCIP)解析でクローン性増殖が示唆されたことから慢性骨髄性白血病(CML)と診断した。症例は無治療にて経過観察を行っている。</p>

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