書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of implementation of image quality assurance system on photographing technical education and medical safety and prevention
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説明
検像とは,医師の診断・読影を支援する目的で,診療放射線技師が画像の確定前に当該画像を確認し,必要に応じて画像の修正や不必要な画像の削除を行う行為をさす.確定前に確認するポイントとしては,オーダに応じた画像情報が取得できていること,付帯情報が正しく入っていることなどである.また,必要に応じて修正すべき内容として,画像の付帯情報・画像の濃度・画像の方向・画像の順序の変更があると定義されている.本研究では,この検像業務が撮影技術向上のための教育に効果をもたらしているか,また医療安全に貢献しているのかを検討した.方法は,2012年〜2016年の5年間における一般Ⅹ線撮影再撮影画像をもとに,部位別(胸部・腹部・頸椎・肩関節・膝関節・腰椎・股関節)に再撮影内容と再撮影率を調査し,分析した.経験年数と再撮影率を調査した.また,原因別頻度についても各部位ごとに調査を行った.得られた結果から新人技師による再撮影率の上昇やローテーション時期による変化によって変動し,再撮影検討会はそれらの上昇を防止する手立てとなった.また検像を強化することによって,医療安全の面からも貢献できることが明らかとなった.
収録刊行物
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- 昭和学士会雑誌
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昭和学士会雑誌 81 (1), 20-29, 2021
昭和大学学士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390287462800372608
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- NII論文ID
- 130008003284
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- ISSN
- 2188529X
- 2187719X
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可