養生・暴露条件の異なる材齢50年のアルミナセメントコンクリートの性質

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  • 佐藤 正己
    日本大学 理工学部土木工学科(〒101-8308東京都千代田区神田駿河台1-8-14)
  • 吉田 友紀
    AGCセラミックス株式会社 開発センター(〒676-8655兵庫県高砂市梅井5-6-1)
  • 三五 弘之
    日本大学 理工学部一般教育教室(〒274-8501千葉県船橋市習志野台7-24-1)

書誌事項

タイトル別名
  • PROPERTIES OF 50-YEAR-OLD ALUMINA CEMENT CONCRETE UNDER DIFFERENT CURING AND EXPOSURE CONDITIONS

説明

<p>アルミナセメントには長期材齢強度の変化に及ぼす大きな要因として温湿度の影響と結晶転移の問題がある。本実験研究では水セメント比を2水準とし、養生・暴露条件を4種類とした場合の材齢3日~50年のアルミナセメントコンクリートの強度変化をはじめ、諸性質について検討・考察した。その結果、圧縮強度は養生・暴露条件によって材齢7日または28日のいずれかがピークとなり、圧縮強度の低下は材齢1年辺りで止まり、その後増加傾向にあった。また、セメントペースト部の変質は、水中養生を除いた養生・暴露条件では炭酸化反応が進行し、表層部ほど結晶質水和物が分解し、非晶質水和物が増加した。この非晶質水和物の増加が長期材齢における強度増加の一因であると推察した。</p>

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