「SSWスタンダード学習会」継続参加者による「スタンダード」活用の方法,意義と効果――スクールソーシャルワーカーへのインタビューより――

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書誌事項

タイトル別名
  • Ways Participants in “SSW Standards Workshops” Use the “Standards”: Findings from Interviews with School Social Workers
  • 「 SSW スタンダード ガクシュウカイ 」 ケイゾク サンカシャ ニ ヨル 「 スタンダード 」 カツヨウ ノ ホウホウ,イギ ト コウカ : スクールソーシャルワーカー エ ノ インタビュー ヨリ

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抄録

<p>本研究では,継続的にスクールソーシャルワーク実践スタンダード(「スタンダード」)の学習会に参加したスクールソーシャルワーカー(SSWer)が,「スタンダード」をどのように活用し,どのような効果を得ていたのかを明らかにした.経験年数3~8年のSSWer8名に対してグループインタビューを行った.彼/彼女らは,役割を見失う危険性や役割遂行の困難,経験則の限界などを感じ,学習会へ参加,「スタンダード」を利用していた.複数の者が「スタンダード」に実践上の指針や軸としての意義を見いだしており,日常的に個人でまたは仲間と活用し“原点”の確認をする者もいた.「スタンダード」の活用を通して[課題の意識化]や[基盤の構築・再確認]がなされ,他者に対して自信を持った説明や伝達ができるようになったり,「スタンダード」の活用を通した役割理解をもとに実践し,関係者間での認識や目標の共有が可能となったりしていた.</p>

収録刊行物

  • 社会福祉学

    社会福祉学 61 (4), 1-13, 2021-02-28

    一般社団法人 日本社会福祉学会

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