乳房用X 線装置の品質管理システムの開発

  • 齋藤 祐樹
    群馬パース大学保健科学部放射線学科
  • 小倉 泉
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科放射線科学域
  • 根岸 徹
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科放射線科学域

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a quality control system for mammographic X-ray equipment

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説明

早期乳がんの特徴である石灰化や腫瘤を描出するために乳房用X 線装置の品質管理が重要である。品質管理手法はディジタルマンモグラフィガイドラインとして広く受けいれられ,ファントムによる画質評価は頻繁に行われているが,X 線出力の測定は日常的には行われていない。今回,乳房用に簡易形線量計を開発し,臨床施設へ配布し,地域連携形品質管理連絡会を発足させ運用を開始している。これに合わせ品質管理データを収集する品質管理プログラムを開発した。提案するシステムはインターネット環境で動作するWeb アプリケーションにより開発を行った。品質管理項目は6か月ごとに行う不変性試験(再現性,管電圧特性,管電流時間積特性,半価層測定)と,始業時に行う日常管理とした。それぞれの試験に対してTable,HTML,Script を構築し,登録・更新・削除,一覧およびグラフ表示を開発した。各臨床施設に対して同一のユーザーID およびパスワードを与えたことで,施設間でデータを共有でき,一覧およびグラフ表示にて簡便に測定結果を視覚化することができた。マンモグラフィのDRL はAGD で評価することになっている。不変性試験での半価層特性が安定していることから,その半価層と日常管理での空気カーマを用いることで現在の装置が示すAGD を計算して表示した。使用者が,簡便に乳房用X 装置の品質管理を行えるため,臨床施設への普及を目指したい。

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