アミノ酸生合成機構とその調節機構の多様性

書誌事項

タイトル別名
  • Biosynthetic and Regulatory Mechanism of Amino Acids: Regulatory Mechanism of Key Enzymes and the Evolution of Amino Acid Biosynthetic Pathways
  • 2019年農芸化学若手女性研究者賞 アミノ酸生合成機構とその調節機構の多様性 : 鍵酵素の制御機構から生合成経路の進化まで
  • 2019ネン ノウゲイ カガク ワカテ ジョセイ ケンキュウシャショウ アミノサン セイゴウセイ キコウ ト ソノ チョウセツ キコウ ノ タヨウセイ : カギ コウソ ノ セイギョ キコウ カラ セイゴウセイ ケイロ ノ シンカ マデ
  • 鍵酵素の制御機構から生合成経路の進化まで

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説明

<p>微生物のもつ多彩な機能を利用して,多くの有用物質生産に微生物による発酵法が用いられている.そのなかでもグルタミン酸発酵を発端としてわが国が主動的な役割を果たしたアミノ酸発酵技術の発展により,ほとんどのアミノ酸の微生物による生産法が確立されている.発酵生産技術の開発過程で,さまざまなアミノ酸の生合成経路やその代謝制御機構の存在が明らかとなり,代謝制御発酵が進んだ一方で,生合成機構や調節機構の詳細はあまり明らかにされてこなかった.筆者らはこれまで構造生物学的手法などを用いて,リジン生合成の鍵酵素の活性調節機構を明らかにしてきた.本稿ではリジンをはじめとするアミノ酸の生合成機構やその進化,生合成酵素の調節機構について,筆者らが行った研究を中心に紹介する.</p>

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 58 (4), 240-247, 2020-04-01

    公益社団法人 日本農芸化学会

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