MRI検査の騒音に起因した急性音響性難聴の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Acute noise-induced hearing loss in patients who underwent magnetic resonance imaging
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説明
<p>現代医療ではMRIは不可欠な検査であり,日々多数施行されている.しかしMRIが生じる騒音に対しては,十分注意が向けられているとは言い難い.今回我々はMRIの騒音に起因した急性音響性難聴を3例経験し,うち2例は不可逆であった.3例とも3.0テスラのMRIを用いており,騒音対策はイヤーマフもしくは耳栓の不完全な単独装用であった.MRI検査による聴覚障害を来たさないためには,防護策の徹底が必要である.画像診断上支障がなければ,騒音の小さな1.5テスラのMRI検査を用いることも対策の一つである.また耳栓とイヤーマフの両者を確実に装用することが重要であると考える.</p>
収録刊行物
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- Otology Japan
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Otology Japan 30 (3), 197-202, 2020
一般社団法人 日本耳科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390287595704275712
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- NII論文ID
- 130008021594
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- ISSN
- 18841457
- 09172025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可