MRI検査の騒音に起因した急性音響性難聴の検討

  • 鈴木 英佑
    大阪府済生会吹田病院 耳鼻咽喉科 大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 綾仁 悠介
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 萩森 伸一
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 菊岡 祐介
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 尾﨑 昭子
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 稲中 優子
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 乾 崇樹
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
  • 河田 了
    大阪医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

書誌事項

タイトル別名
  • Acute noise-induced hearing loss in patients who underwent magnetic resonance imaging

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説明

<p>現代医療ではMRIは不可欠な検査であり,日々多数施行されている.しかしMRIが生じる騒音に対しては,十分注意が向けられているとは言い難い.今回我々はMRIの騒音に起因した急性音響性難聴を3例経験し,うち2例は不可逆であった.3例とも3.0テスラのMRIを用いており,騒音対策はイヤーマフもしくは耳栓の不完全な単独装用であった.MRI検査による聴覚障害を来たさないためには,防護策の徹底が必要である.画像診断上支障がなければ,騒音の小さな1.5テスラのMRI検査を用いることも対策の一つである.また耳栓とイヤーマフの両者を確実に装用することが重要であると考える.</p>

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