理学療法士から広める骨粗鬆症の予防

  • 水戸 奈津美
    仙台市役所健康福祉局保険高齢部地域包括ケア推進課 医療法人松田会松田病院リハビリテーション部
  • 佐藤 綾香
    医療法人松田会松田病院リハビリテーション部
  • 佐藤 明広
    医療法人松田会松田病院リハビリテーション部
  • 伊勢田 大地
    医療法人松田会松田病院リハビリテーション部
  • 横山 蓮
    医療法人松田会松田病院リハビリテーション部
  • 渡邉 好孝
    医療法人松田会松田病院リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名
  • 理学療法士から広める骨粗鬆症の予防 : 骨粗鬆症リエゾンサービスと骨粗鬆症マネージャーの紹介
  • リガク リョウホウシ カラ ヒロメル コツソショウショウ ノ ヨボウ : コツソショウショウ リエゾンサービス ト コツソショウショウ マネージャー ノ ショウカイ
  • ―骨粗鬆症リエゾンサービスと骨粗鬆症マネージャーの紹介―

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抄録

<p>世界保健機関は,「骨粗鬆症は,低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし,骨の脆弱性が増大し,骨折の危険性が増大する疾患である」と定義している。骨粗鬆症は病的な疾患で脆弱性骨折が生じやすくなるため,予防および治療が必要不可欠である。医療法人松田会松田病院では理学療法士が2015年に骨粗鬆症マネージャーを取得し,その後,2018年に院内に骨粗鬆症リエゾン委員会を設立した。委員会では,骨粗鬆症の予防と早期より治療を開始すること,ならびに,治療継続率向上のために骨粗鬆症リエゾンサービスを多職種で連携し実施している。人生100年時代に突入している今,メディカルスタッフは骨粗鬆症による脆弱性骨折の超早期から予防に関わることが重要である。骨粗鬆症の早期発見と治療の重要性を訴求することによって,その身体的効果と社会的な意義を共有し行動できる理学療法士を増やすことが,宮城県民の運動器疾患を減少させることに寄与すると考えている。</p>

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