脳内レニン・アンジオテンシン系による循環・代謝調節
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- 篠原 啓介
- 九州大学大学院医学研究院循環器内科学
書誌事項
- タイトル別名
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- Cardiovascular and metabolic control by the brain renin-angiotensin system
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説明
<p>レニン・アンジオテンシン系(RAS)は脳内にも存在し,脳内RASの亢進は交感神経活性化を来す.RASの律速酵素レニンには,分泌型レニンと細胞内レニン(細胞外に分泌されず細胞内に留まる)のアイソフォームがあり,脳内では細胞内レニンが優位に発現する.興味深いことに,細胞内レニンノックアウトにより,交感神経活性化を伴って血圧は上昇し,高脂肪食誘発性体重増加は抑制された.さらには脳内の分泌型レニンの増加を介した脳内RAS亢進がみられた.これらより,細胞内レニンは脳内において分泌型レニン発現に対して抑制的に働き,下流のアンジオテンシン産生を抑制することで,脳内RASという中枢性循環・代謝調節機構を制御している可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 58 (1), 86-90, 2021
日本自律神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390287696160459392
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- NII論文ID
- 130008025085
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可