Stratified Care Models

DOI
  • 高﨑 博司
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科〒343-8540 埼玉県越谷市三野宮820 TEL: 048-973-4706

抄録

<p>臨床推論の能力は徒手的理学療法の効果を左右する大きな因子である。臨床推論の枠組みは大きく分けて,medical modelとsigns and symptoms model(SSモデル)がある。Medical modelにおいては,病態解剖学的diagnosisの確立が,予後予測や治療を決める上で必須であると考える。一方で,SSモデルは病理解剖学的なdiagnosisを必要とせずに,パターン認識や臨床所見や症状に基づいた仮説演繹推論によって介入を計画し,反芻していく。SSモデルの臨床推論能力を高めることは,本邦における卒前・卒後教育で今後重視されていくと考えられる。そこで,本稿ではSSモデルの臨床推論能力を高めるのに有益であるstratified care modelを取り上げた。まず,stratified care modelとはなにかについて概説し,腰痛に対するKeele STarT Backスクリーニングツールについても簡単に紹介した。そして,stratified care modelにおける研究課題について概説した。</p>

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  • CRID
    1390287706350731392
  • NII論文ID
    130008025925
  • DOI
    10.32166/jmpt.21.1_9
  • ISSN
    24344087
    13469223
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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