高齢者における咳嗽時最大呼気流量と胸腹部可動性の関連

  • 金子 秀雄
    国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 理学療法学科
  • 鈴木 あかり
    国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Association of Cough Peak Flow with Chest and Abdominal Wall Mobility in Older Adults
  • コウレイシャ ニ オケル セキソウジ サイダイ コキ リュウリョウ ト キョウ フクブ カドウセイ ノ カンレン

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説明

<p>〔目的〕本研究の目的は地域在住高齢者における咳嗽時最大呼気流量と胸腹部可動性の関連を明らかにすること.〔対象と方法〕地域在住高齢者188名(男性63名,女性125名)を対象に咳嗽時最大呼気流量,胸腹部可動性として呼吸運動評価スケールによる上部胸郭・下部胸郭・腹部スケール値,呼吸機能として努力性肺活量,一秒率,最大吸気圧,最大呼気圧を測定した.〔結果〕男女の比較では,年齢,Body Mass Index,上部胸郭スケール値を除き,女性が有意な低値を示した.重回帰分析において咳嗽時最大呼気流量の有意な予測因子は,男女ともに腹部スケール値であった.〔結語〕歩行が自立した地域在住高齢者における腹部可動性は咳嗽時最大呼気流量に関連することが示唆された.</p>

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参考文献 (14)*注記

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