ニホンザルの保全と管理「これから求められる人材育成」〜―般社団法人ニホンザル管理協会の試み〜

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抄録

<p>日時:2020 年12 月4 日(金)  13:00 〜14:30</p><br><p>形式:Zoom によるオンライン配信</p><br><p>ニホンザルをはじめ多くの野生動物による軋轢が増加している。農業被害や生活被害、精神被害に加えて市街地への出没、侵略的外来種の定着と増加、感染症によるリスク、地域的な分布の拡大と消滅など様々な問題が発生している。 一方、少子高齢化する農山村では対策の遅れなど地域による課題が山積している。専門的な立場から、ニホンザルをはじめとした野生鳥獣による問題解決を支援する活動は重要である。そこで自由集会では、一般社団法人ニホンザル管理協会が進める活動を紹介する。本協会は、大学に所属する研究者と民間の調査会社に所属する実務者で構成している。活動は主に対策技術の向上と担い手の育成をサポートし、人と野生鳥獣の問題を解決に導くことで、持続的に共存できる地域づくりを目指している。また、全国の行政・学術団体・市民・農林業従事者・事業者等の連携を促進し、社会課題の解決と地域の創生に寄与することを最終の目的として活動している。ニホンザル管理協会が目指しているニホンザルの保全や管理、そして後継者育成について課題を整理し、関係学会との連携をどう進めるべきか、最新の情報を共有しながら議論を進めたい。</p><br><p>プログラム<br>1.社団設立の趣旨〜サル管理の現状と課題〜<br>    森光由樹(兵庫県立大学)</p><p>2.ニホンザル農業被害対策〜行政の人材育成〜<br>    山端直人(兵庫県立大学)</p><p>3.ニホンザル管理業務〜民間事業者の人材育成〜<br>    清野紘典(株式会社野生動物保護管理事務所)</p><p>4.地域に根ざした対策支援〜地域団体の人材育成〜<br>    鈴木克哉(NPO 法人里地里山問題研究所)</p><p>5.サル管理協会が目指す人材育成〜これまでの成果と今後の活動に向けて〜<br>    清野未恵子(神戸大学)</p><br><p>コメント:伊吾田宏正(酪農学園大学・一般社団法人エゾジカ協会)</p><br><p>責任者: 森光由樹(兵庫県立大学)</p>

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  • CRID
    1390287783176330496
  • NII論文ID
    130008029193
  • DOI
    10.14907/primate.36.0_5
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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