若年者のスマートデバイス利用実態と画面上の問題点

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抄録

本研究では、18 歳から 20 歳代の若年者 76 名を対象に、スマートデバイス(スマートフォン及びタブレッ ト)の利用実態を調査し、利用による自覚症及び画面上の問題点について検討した。その結果、対象者全員がスマ ートデバイスを利用すると回答した。一日平均の利用時間は、SNS、動画の視聴、ゲームにおいて長い傾向がみら れた。スマートデバイスの利用による自覚症は、「目の疲れ」(69.7%)が最も多く、次いで「目の痛みや乾燥」(59.2%)、 「目や視力への悪影響(視力の低下、目に関する病気 等)」(50.0%)であった。長時間利用者ほど目の疲れを感じ ていた。また、目の疲労を感じやすい利用者は、画面上の明度の低い文字を読みにくいと感じていた。利用状況や 画面条件によって利用者の身体的負担を増加させる可能性が考えられる。今後、スマートデバイスのユーザビリテ ィを高め、利用者の負担を軽減する画面条件の検討が必要である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390287783176765824
  • NII論文ID
    130008029326
  • DOI
    10.24538/jhesp.41.0_25
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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